おときレシピ
今月のおとき
Vol.89「アジア風サンドイッチ」
材料にパクチーが入っていることを意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。日本ではまだおなじみとは言えない食材ですが、もちろん精進料理にも使えます。
パクチーは、地球上もっとも多くの地域で食べられている野菜のひとつです。「世界中のどこへ行ってもパクチーを見ない日はない」と旅慣れた友人は言いました。そうなると、語学力やコミュニケーション能力と並んで、「パクチーを食べられる」ことが世界を目指す人の必須スキルかも?
匂いが苦手な方も少なくないと思いますが、日本にも三つ葉や大葉、春菊など香りの強い野菜はたくさんありますから、案外食わず嫌いということもあるかもしれません。この機会にぜひお試しを!
材料(2人分)
- バケット…1/2本
- 大根…1.5cm(約50g)
- にんじん…1/3本(約50g)
- マッシュルーム…100g
- エリンギ…2本
- 酒粕…20g
- ブラックオリーブ(種抜き)…25g
- パクチー…適宜
- 酢・砂糖・オリーブオイル・塩
作り方
- 大根、にんじんは皮をむいて細切りにする。器に酢大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜ、大根とにんじんを漬ける。マッシュルームは薄切りにする。エリンギは縦に厚めに切る。パクチーはざく切りにする。
- フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、マッシュルーム、塩少々を入れて炒める。
- 2と酒粕、ブラックオリーブを合わせ、フードプロセッサーなどでなめらかになるまで撹拌する。
- フライパンにオリーブオイル小さじ2をたし、エリンギを入れて両面を焼く。
- 大根とにんじんの水けを絞る。バゲットは長さを2等分にして切り目を入れ、3を塗ってエリンギ、大根、にんじん、パクチーをはさむ。。
(ワンポイント)
きのこはどんなものを使っても結構です。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和6年12月号より)
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