おときレシピ
今月のおとき
Vol.87「ごま風味のカレー」
ゲリラ豪雨と呼ばれるような雨が多く、買い物に行くのもままならないこの頃。そんなとき、一品あればそれだけでご飯と合わせて食事になるカレーは本当にありがたい料理です。
カレーと言えば、ご存知のとおりインド発祥のスパイス料理。『律蔵』によれば、お釈迦さまも辛いスパイスを用いたカレーのようなものを食べていたようです。
そんなカレーも今やわたしたち日本人の食生活にも深く根付き、世界の伝統料理ベスト100では「日式カレー(日本のカレー)」が1位になったほどです。みんなが大好きなカレーを作っておけば、カレーライスだけでなく工夫次第で何種類もの料理に活用でき、どんなときにも活躍してくれることは間違いないでしょう。
*仏教教団の決まり事を記した文献
材料
- じゃがいも…60g
- 人参…40g
- トマト…4個(400g)
- 水…200cc
- セロリ…40g
- 塩…2g
- ねりごま…大さじ2
- 厚揚げ…150g
- 合わせスパイス…大さじ1.5
作り方
- トマトはヘタの部分を取り除き、水、セロリと合わせてミキサーにかける。
- 人参(へたは落とす、皮はむかない)とじゃがいも(芽はとる、皮はむかない)を食べやすい大きさ(2-2.5センチ角)に切り、串がすっと通るまで茹でて(10分程度)煮こぼす。
- 別鍋に1と2にねりごま、塩、食べやすい大きさ(2-2.5センチ角)に切った厚揚げを加え、カレー粉大さじ1.5を加え火にかけ、沸騰したら弱火にし、10分煮る。
- ご飯とともに盛り付ける。
(ワンポイント)
合わせスパイスはお好みのものやカレー粉でも構いませんが、私は以下の分量で作っています。
クミンパウダー 2
ターメリック 0.5
カイエンペッパー 1
コリアンダー 3
クミンシード 2
ガラムマサラ 1
ジンジャーパウダー 1
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和6年10月号より)
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