おときレシピ
今月のおとき
Vol.85「トマトの出汁酢づけ」
夏になるたびに同じことを言うようですが、私が子どもだった頃と比べても、年々確実に暑くなっているのを感じます。
暑いときは食欲が落ちる以前に、台所に立つことすら億劫になります。台所は部屋の隅のエアコンが効きにくい場所にありがちですから、なおさらです。そんな時期にはできるだけ火を使わず、さっと作れるものがありがたいですね。
今回ご紹介するトマトの出汁酢漬けはまさにそんなひと品。
ミニトマトを湯剥きして出汁酢に浸けるだけという手軽さで、それでいてしっかりと味のしみた酸っぱしょっぱいトマトのできあがり。
一度作れば冷蔵庫で数日もちますので、時間のあるときに1パック分作っておくのがおすすめです。
材料
- ミニトマト…20個
【A】
- 昆布だし…150ml
- 酢…50ml
- みりん…大さじ2
- うすくちしょう油…大さじ2
作り方
- トマトのへたを落とし、皮を湯むきする。
- 【A】を合わせて出汁酢を作る。これを保存容器に入れ、①を入れて一晩漬つける。
(ワンポイント)
トマトのヘタの部分はごく薄く包丁で落としておくと湯剥きしやすくなります。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和6年8月号より)
このホームページは「本山佛光寺」が運営しています。ホームページに掲載されている画像の転用については一切禁止いたします。また文章の転載についてはご連絡をお願いします。