おときレシピ
今月のおとき
Vol.82「人参とセロリの柚子胡椒ラペ」
フランス料理で前菜としてよく使われる人参のラペですが、「ラペ」とはもともと「チーズのおろし金を使って細く切る」ことを指すものだそうです。この切り方をしたものであればなんでも「ラペ」になるのですが、例えば「人参のラペ」でも、スパイスやドライフルーツ、またナッツを加えたりとアレンジは様々。シンプルながらも地域や家庭によって変化があるのが面白いですね。
私たちの仏教も同じです。同じ浄土真宗でも北陸と関東、関西、広島など地域によって、お盆の迎え方や報恩講の御供物などが異なります。
しかし、どんな味付けをしてもラペはラペであるように、どのような作法があっても報恩講は報恩講であり、信仰は信仰です。
違いがあるからこそ本質が尊く感じられるものです。
材料
- にんじん…1/2本(150g)
- セロリ…1/2本(80g)
【A】
- サラダ油…大さじ2
- リンゴ酢…大さじ2
- 柚子胡椒…少々
- 塩…ひとつまみ
作り方
- にんじんは皮をむき、5~6㎝の長さのせん切りにする。
- セロリは筋を取り、5~6㎝の長さのせん切りにする。
- Aをボウルに入れよく混ぜ、1と2を加え、よく和えてから盛り付ける。
(ワンポイント)
塩と柚子胡椒の分量で辛さなどを調整できます。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和6年4月号より)
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