おときレシピ
今月のおとき
Vol.75「桃の白和え」
寺で生活をしているとよく頂きものがありますが、特に多く頂くのがフルーツです。
法事の後には季節のフルーツが文字通り山盛りになっています。もちろんこれはお供えしてから頂きますが、場合によっては食べ切れない量を頂くことも。そんなときには、少し目先を変えておかずとして使ってみることがあります。
さて、中でも桃はとりわけ使い勝手のよいフルーツだと言えます。洋食でもチーズなどと合わせて供されることが多い食材ですので、それならばと今回は和風に白和えにしてみました。
フルーツの甘味と酸味に胡麻や豆腐のコクと香りが絶妙に混ざり合い、あっさりとした味わいながらも程よい主張のある一品です。
ぜひご家庭でも作ってみてください。
材料(2人分)
- 白桃…1個
- 絹ごし豆腐…150g
- クレソン…1/2把
- ミント…少々
【A】
- すりごま…大さじ1
- 甘酒…大さじ2
- 塩…小さじ1/3
- カシューナッツ…2個
作り方
- 絹ごし豆腐は30分ほど水切りをする。
- 桃を食べやすい大きさに切る。
- フードプロセッサーに水切りした豆腐とAを入れてよく混ぜる。
- ボウルに2と3を入れ、さっと混ぜる。更にちぎったクレソンを加えて混ぜ合わせ、盛り付ける。最後にミントを飾る。
(ワンポイント)
桃は未成熟の硬いもののほうが美味しく作れます。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和5年8月号より)
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