おときレシピ
今月のおとき
Vol.66「湯葉と青菜のすりながし」
湯葉は、畑のお肉と呼ばれる大豆からつくられています。良質な植物性たんぱく質や食物繊維が多く含まれていることは言わずもがな、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富。
食欲の落ちがちな暑い時期、とろりと柔らかな舌触りや、飲むようにつるりとした喉ごしで栄養補給できるありがたい食品です。
さて今回ご紹介するのは、そんな湯葉を彩りも鮮やかなほうれん草と合わせ、さらに豆乳を加えてスープ仕立てにした一品です。
材料をすべてミキサーにかけ、冷蔵庫で冷やすだけという調理のお手軽さでも、暑さで台所仕事がきついこの時期に活躍してくれること間違いなし。さらに味付けを濃い目に整えれば、素麺のつゆとしても活用できます。
夏の定番の素麺も、いつもと一味違った楽しみ方ができるでしょう。簡単につくれて栄養豊富な一品で酷暑を乗り切ってください。
材料(2人分)
- 生湯葉…80g
- 豆乳…200cc
- 昆布茶…小さじ1/2
- ほうれん草…1/2把
- 塩…少々
作り方
- ほうれん草を茹で、しっかりと水気を切っておく。
- ミキサーに1と塩以外の材料を入れ、よく混ぜる。
- 味を見て、塩でととのえ、盛り付ける。
(ワンポイント)
使う青菜は、ほうれん草でなくても構いません。味と色味で調整してください。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和4年9月号より)
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