おときレシピ
今月のおとき
Vol.56「ひじきの和え物サラダ」
暑い時期、火を使って料理をするのは大変です。できるだけ台所に立つ時間を少なくしたいものですね。そんなときにおすすめなのは、常備菜を用意しておくことです。
多めに作っておけば、食べるときに冷蔵庫から出して器に盛るだけ。アレンジを加えて味に変化をつけることも可能です。
今回ご紹介するのは、ひじきの和え物をベビーリーフと合わせてサラダ仕立てにしたものです。ひじきといえば煮物で和食の定番と思われがちですが、いつもと違う食材と合わせることで、ガラリと雰囲気が変わります。
食ベ物としては珍しい真っ黒という色のわりに、味には強い主張がないので、案外様々に応用をきかせられる食材です。
常備菜として保存するなら、行程5まで行って密閉容器に入れておきましょう。そのままお弁当のおかずにするもよし、ベビーリーフにのせてサラダにするもよし。毎日の食事作りに一役買う一品です。
材料(2人分)
- にんじん…1/2本(70g)
- 乾燥ひじき…大さじ3(9g)
- ベビーリーフ…適量
【A】
- しょうゆ…大さじ1.5
- すだちの絞り汁…大さじ1.5
- サラダ油…大さじ1.5
- みりん…大さじ2※煮切る
- 塩…少々
作り方
- ひじきをさっと洗い、たっぷりの水に浸けて戻し、ざるにあげ、水気をきる。
- にんじんは皮ごと千切りにする。
- みりんを煮切る。
- 鍋に湯を沸かし、ひじき、にんじんを入れ、さっと茹で、ざるにあげ、よく水気をきる。
- ボウルに3と残りのAを入れてよく混ぜ、4をあえる。10分ほど漬け込む。
- ベビーリーフを加えて盛りつける。
(ワンポイント)
常備菜として保存するときは塩分を少し強めにするといいでしょう。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和3年9月号より)
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