真宗佛光寺派 本山佛光寺

おときレシピ

今月のおとき

Vol.54「焼き茄子のアボカドソース」

 今回使う食材はアボカド。誤記されがちな「アボガド」はスペイン語で弁護士を指します。日本語だとさいな違いですが、国が変わると大きな違いになってしまいます。
 普段なんとなく使っている言葉も、おざなりではなく丁寧に扱わなければいけないと師匠に言われたことがあります。
 例えば、我々は「親鸞聖人」を「しんらんしょうにん」と読みますが、「聖人」は一般的には「せいじん」と読みます。仏教を伝えるプロとして正しい読み方、使い方をきちんとお伝えしなくてはなりません。一方で、一般的には「せいじん」と読むことを心得ておくことも大切です。
 自分のやり方だけに拘っていては、心を開いて聞いてもらうことはできないからです。
 言葉は相手がいてこそ活きるもの。言葉を知り、相手を知り、TPOに合わせて適切に扱うように心がけたいものです。

材料(2人分)

  • …2本
  • アボカド…1/2
  • レモン果汁…小さじ2
  • 塩…少々
  • 醤油…大さじ1
  • …大さじ1

作り方

  1. 茄子の皮に10本ほど縦に薄く包丁で切込みを入れる。
  2. グリルで周りの皮が焦げるまで焼き、皮をく。
  3. アボカドをボウルに入れ、スプーンの背で丁寧につぶし、レモン、塩と合わせる。
  4. 別のボウルに醤油と昆布出汁を合わせ、茄子にさっとえ、3をかける。
    好みでミニトマトをのせる。

(ワンポイント)
 茄子の皮を剥く時は下手の方から剥くと剥きやすいです。

【監修】青江覚峰
 一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
 カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。

(機関紙「ともしび」令和3年7月号より)

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