おときレシピ
今月のおとき
Vol.48「プチトマトのだし酢漬け」
料理をするのが楽しくても、毎日ともなれば面倒であったり、億劫に感じることもあります。そんなとき、一旦作れば日持ちがする常備菜はありがたいものです。ご飯と味噌汁、それに常備菜が一品あれば、それだけで立派な一汁一菜。
ただ、常備菜は日持ちを考えて味を濃いめに整えるため、茶色くなりがちに。そういった場合は野菜の酢漬けがおすすめです。色合いにバラエティーが出ます。
今日はその中からプチトマトのだし酢漬けを紹介します。作り方はいたってシンプル。だしと酢、醤油でプチトマトを漬けるだけです。鮮やかな赤い色で食が華やぎます。
食べ物は自分の血肉にするものであり、味や栄養価に気を使いますが、同時に見た目も大切です。色合いが鮮やかだと食欲もわき、食卓が美しく、楽しくなります。
食べずにはいられない私たち人間。どうせ食べるなら、少しでも明るい心で食べたいものです。
材料(2人分)
- プチトマト…10個程度
【A】
- 昆布出汁…1.5カップ
- 酢…大さじ2
- 薄口醤油…小さじ1
作り方
- プチトマトのヘタを取り、皮を湯むきする。
- Aを合わせて容器に入れ、1を入れて半日以上つける。
(ワンポイント)
酢がきつく感じるときはAを少しだけ沸騰させるとまろやかになります。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和2年11月号より)
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