おときレシピ
今月のおとき
Vol.37「きのこのあまから常備菜」
秋の声を聞く頃になると出回るきのこ。さて、日本にはおよそ四千~五千種類のきのこがあるそうですが、その中で食用に使われるのはおよそ百種類だそうです。
想像してみて下さい。
その百種類が食用に向くとわかるまでに、いかに多くの先人が挑戦をしてきたのでしょうか。中にはお腹をこわしたり、命を落とした人もいたはずです。
そのような先人の挑戦と犠牲の積み重ねの上で、今私たちは当たり前のようにきのこを美味しく安全に食べることができているのです。
今回はこのきのこを使った常備菜のご紹介です。お店できのこを手にとるとき、調理するとき、そして口に運ぶとき。その背景にある大勢の人々の努力や命に思いを馳せてみて下さい。
材料(作りやすい分量)
- しめじ…1パック
- 舞茸…1パック
- しいたけ…1パック
- えのき…1パック
【A】
- 砂糖…大さじ3
- 酒…大さじ2
- しょうゆ…大さじ2
作り方
- しいたけは石づきを切り落としてスライスする。えのきは石づきを切り落としてほぐす。しめじ、舞茸も同様にほぐす。
- 鍋に1と、Aを入れて中火にかけ、混ぜながら汁気がなくなるまで煮詰める。
保存について
*密閉容器に入れて一週間程度保存可能
(ワンポイント)
甘みを強めにしておりますが、好みで調整をしてください。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和元年10月号より)
このホームページは「本山佛光寺」が運営しています。ホームページに掲載されている画像の転用については一切禁止いたします。また文章の転載についてはご連絡をお願いします。