おときレシピ
今月のおとき
Vol.13「新じゃがのグリーンピースソースがけ」
春の味覚、新じゃがやグリンピースを、毎年当たり前のように同じ季節にいただくことができる。これは、実はすごいことです。
親鸞聖人のいらした時代にも、「寛喜の飢饉」と言って鎌倉時代で最大級の飢饉がありました。夏に雪が降ったり、洪水があったりと天候が乱れ、作物が育たず、「天下の人種三分の一失す」とまで語られる大変な災害だったと伝わっています。このような災いを何度も乗り越えて、今私たちがこうして生きていられること、季節のものが不自由なくいただけることは、本当にありがたいことですね。
材料(2人分)
- 新じゃが…4個
- グリーンピース…正味120g
【A】
- 豆乳(調整)…50cc
- 白味噌…小さじ1
- 塩…少々
- 白こしょう…少々
作り方
- グリーンピースは塩茹でにして、ざるにとって粗熱をとり、Aと合わせてミキサーにかけ、塩、こしょうで味を調える。
- 新じゃがはよく洗い、皮ごと蒸気の上がった蒸し器に入れて蓋をし、すっと串が通るまで蒸す。
- 2を器に盛り、1をかける。
(ワンポイント)
豆乳を多めにし、スープ状のソースに浸しても美味しくいただけます。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」平成29年5月号より)
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