おときレシピ
今月のおとき
Vol.11「ふき味噌コロッケ」
もともとヨーロッパではクリームベースが基本だったといわれるコロッケ。それをじゃがいもと合わせたことで、今では日本の家庭料理の定番になりました。このように、海外にルーツを持つ料理が、日本風にアレンジされて私たちの食卓にのぼることも少なくありません。
今回のお料理の決め手は、春の味覚ふきのとうで作るふき味噌です。香り豊かな常備菜にもなるふき味噌を、家庭料理の定番、コロッケに取り入れて更にアレンジしてみました。
材料
【ふき味噌】
- ふきのとう…50g
- 味噌…大さじ2
- みりん…大さじ1
- 砂糖…小さじ1
- サラダ油…大さじ1
【ふき味噌コロッケ(2人分)】
- じゃがいも…中1個
- ふき味噌…大さじ1/2
- 片栗粉…適量
- 小麦粉…適量
- パン粉…適量
(卵不使用のもの)
作り方
【ふき味噌】
- 鍋に油をひき、ごく弱火で温めておく。
- ふきのとうをみじん切りにし、すぐ炒める。
- みりん、味噌を加え中火にし、2分ほど良く練りながら火を通し、さとうを加えよく混ぜる。
【ふき味噌コロッケ(2人分)】
- じゃがいもをよく洗い、皮ごと蒸し器に入れ、串がすっと通るまで蒸す。
- すり鉢でじゃがいもをよくつぶし、ふき味噌を加える。
- 俵型に整え、片栗粉をまぶし、水で溶いた小麦粉を漬け、油できつね色になるまで揚げる。
(ワンポイント)
ふきのとうは刻んだらすぐに色が変わってしまうので、すぐに炒めるのがコツです。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」平成29年3月号より)
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