おときレシピ
今月のおとき
Vol.7「蕪の丸ごと蒸し」
蕪はアブラナの一種で、白菜や菜の花、キャベツなどに近い品種の野菜です。地方によって様々な種類が作られおり、一般的には「かぶ」と呼ばれますが、それ以外にも「かぶら」や「すずな」など様々な呼び名があるそうです。私たち日本人にとっては、非常に古くから親しんできた野菜の一つであると言えるでしょう。
さて、このように私たちの食卓にお馴染みの蕪は、これからの季節、寒くなるほどに甘みを増しておいしくなっていきます。
今日は、調理が易しく、かつ蕪の美味しさをあますところなく堪能できる一品を紹介いたします。
材料(2人分)
- 蕪…2個(葉も含む)
- 味噌…大さじ1
- 砂糖…小さじ2
- 昆布出汁…1カップ
作り方
- 蕪の上部を切り外し、スプーンなどを使って中をくり抜く。蕪が立ちやすくさせるために根っこのほうを少し切る。
- 繰り抜いた中身を粗みじんに、蕪の葉を小口切りに切り、ボウルに入れる。味噌、砂糖と合わせる。
- 2を1の繰り抜いた部分に入れ、昆布出汁を入れた鍋にいれ、蓋をして中火にかける。沸騰したら弱火にし、蕪にすっと串が通るまで蒸し煮にする。
(ワンポイント)
周りの蕪に味がないので中身をしっかりと味付けします。好みで七味を加えても。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」平成28年10月号より)
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