おときレシピ
今月のおとき
Vol.1「菜の花の昆布じめ」
春の訪れとともに食卓を華やかにかざる食材といえばやはり菜の花を思い出します。
私は真っ先にこの菜の花を昆布じめにします。それは、昆布と合わせることで、菜の花の持つ滋味をよく引出してくれるからです。辛子和えや、おひたしにするよりも、菜の花独特の苦味を損なうことなく、おいしくいただけます。
材料(2人分)
- 菜の花…1/2束
- 昆布…5cm×15cm数枚
- 酒…適量
- 塩…ひとつまみ
作り方
- 昆布に酒を振り、柔らかく戻しておく。
- 菜の花の軸の乾燥している部分を落とし、塩(分量外)を入れた熱湯で1分ほど茹でる。
- ざるにとって湯を切り、粗熱をとる。
- お皿の上に昆布を置く。その上に菜の花を並べ、塩を振り、その上に昆布を置く。さらにその上に菜の花を並べ塩を振り、昆布を置き、サンドイッチ状にする。ラップをして、冷蔵庫で3時間ほど寝かす。
- 菜の花を盛りつけ、4で使用した昆布を千切りにして添える。
(ワンポイント)
菜の花を茹でるときに根元の部分がかたく残ってしまう場合があります。その際は、根元に十字の隠し包丁を入れておくといいでしょう。
【監修】青江覚峰
一九七七年生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」平成28年3月号より)
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