2019年の標語
2019年12月の標語
しあわせを
追いかけると
しあわせは
逃げていく
苦労から
逃げると
苦労は
追いかけてくる
2019年11月の標語
やがては枯れる
赤に黄に
移ろうさまを
風情とめでる。
やがては終わる
わが命
老いの移ろい
愛せたらいいのに
2019年10月の標語
私だけ!
と優越感
私だけ……
と不安感
特別が
いいの?
同じが
いいの?
2019年9月の標語
どの色を
まぜても
つくれない色が
あるように
人はそれぞれ
ほかの人には
出せない
色をもっている
2019年8月の標語
いま私が
抱える
悲しみや
苦しみを
私よりも先に
抱えながら
生きた
人たちがいる
2019年7月の標語
うだる夏は
冬が恋しく
しばれる冬は
夏が恋しく
いつだって
いまを
素直に
受け止めない私
2019年6月の標語
変わらないと
思ってたのに
気づいてみれば
変わってた
私のこころ
ひとのこころ
こころ
ころころ
2019年5月の標語
しょうがない
まあいいや
みんなやってるし
自分に
言い訳して
ここまで来た
そんな私を
仏は見ている
2019年4月の標語
春と聞く
だけで
こころ浮き立つ
しかし
皆がそうとは
限らない
それでも
皆に春がくる
2019年3月の標語
梅は咲いたか
桜はまだか
春になったら
そわそわと
梅や桜は
一年中
咲かす準備を
してるのに
2019年2月の標語
憎しみや
いかりの無い
世界をつくる
ことはできないが
憎しみや
いかりの止まない
わたしを
知ることはできる
2019年1月の標語
私の
願いごとを
言うだけの
一年ではなく
願われた
私であったと
言える
一年でありたい