真宗佛光寺派 本山佛光寺

おときレシピ

今月のおとき

Vol.90「豆腐の味噌漬け」

 日本では味噌や醤油、漬物など多くの食品が発酵によって作られています。発酵させることで日持ちも良くなり、栄養価も高くなり、旨味うまみも増すなどいい事づくし。
 寒くなるこの時期は、ご自宅でもぜひ発酵にチャレンジしてみてください。
 おすすめは豆腐の味噌漬けです。漬ける味噌の種類や量、日数によって違う仕上がりになるのが奥深いところ。木綿豆腐と赤味噌や信州味噌で作れば豆腐の食感が強く残り、絹ごし豆腐で白味噌を多め、長めで漬けるとチーズのような食感になります。
 ちなみに、関東人の私はあまり甘くなりすぎないように白味噌と信州味噌を半分半分にしています。
 皆さまも何度か試して、自分の好きな味を探してみてください。

材料(作りやすい分量)

  • 絹ごし豆腐…1丁(約150g)
  • みそ…大さじ4
  • みりん…大さじ4

作り方

  1. 豆腐はペーパータオルで二重に包み、皿などで重しをして20分ほどおき、水けをきる。
  2. 鍋にみりんを入れ弱火にかけ、半分の量になるまで煮詰める
  3. ボウルに②と味噌を入れてよく混ぜる。
  4. ③の半量を保存容器に入れ、①をのせる。残りの③をかぶせる。冷蔵庫に入れて1日ほど漬ける。

(ワンポイント)
 本文にもありますが、好みで豆腐や味噌の種類を変えてお楽しみください。

【監修】青江覚峰
 一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
 カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。

(機関紙「ともしび」令和7年1月号より)

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