おときレシピ
今月のおとき
Vol.96「豆乳そうめん」
お中元やお盆のお供えでたくさんいただく素麺は、暑い夏を乗り切るのに大活躍。ありがたいことです。
茹でてつゆでいただくシンプルな食べ方は実に手間いらずで助かりますし、ねぎやしょうがなどの薬味を添えたり梅肉を絡めたりとアレンジがきくのも楽しいところですね。
今回は豆乳のおつゆでいただく素麺をご紹介します。さっぱりとした味付けでいただくことが多い素麺ですが、豆乳のコクとも好相性。また、これにごまを加えると香ばしさが引き立ちますし、ラー油を加えるとぐっとパンチが効いた味にもなります。
わたしのおすすめは、大葉やみょうがなどの香味野菜をたっぷりとのせ、豆乳のつゆにラー油もたっぷりと加えるアレンジです。素麺とは思えないほどの満足感で、若い人や子どもたちにも評判です。
材料(2人分)
【A】
- 精進出汁…100ml
- 醤油…50mi
- みりん…50ml
- 砂糖…小さじ1
※精進出汁とは、昆布とシイタケでとったお出汁です。
- 豆乳…200cc
- そうめん…2束
- みょうが
- 大葉
- お好みで ごま ラー油
作り方
- 鍋にAをいれ、中火にかける。沸騰する直前で火をとめ、しっかりと冷ます。
- そうめんをたっぷりのお湯(分量外)で茹で、1と豆乳を合わせたものにつけていただく。好みできざんだみょうがや大葉を添える。
(ワンポイント)
市販のそうめんのつゆ(濃縮)を豆乳で割っても構いません。その場合、お精進にはなりませんが…。
【監修】青江覚峰
一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。
(機関紙「ともしび」令和7年9月号より)
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