真宗佛光寺派 本山佛光寺

おときレシピ

今月のおとき

Vol.91「いちごのすりながし」

 「すりながし(擂り流し)」とは、野菜や魚介などの食材をすりつぶして出汁だしでのばした料理を指します。このコーナーでも何度か紹介しましたが、今回はこれまでとはがらりと趣向を変えて「いちごのすり流し」をご紹介します。
 作り方はいたって簡単です。いちごに甘酒や砂糖を加えてミキサーにかけ、うつわに注ぐだけ。手順はこれだけのシンプルな料理ですが、いちごの色や香りが実に心華やぐご馳走に早変わり。
 そもそも料理とは材料の「料」と調理の「理」を合わせた言葉と言われています。単に食材を並べるだけではなく、素材をいじり過ぎることもなく、ちょうど良くバランスが取れていること。
 「すりながし」はまさにそんな料理だと言えるでしょう。

材料(作りやすい分量)

  • いちご…12個
  • 甘酒…200㏄
  • 砂糖…20g
  • ミント…少々

作り方

  1. いちごのヘタを取り、ざく切りにする。いちごは少しだけとっておき、みじん切りにしておく。
  2. いちごと甘酒、砂糖をミキサーにかける。
  3. 器に注ぎ、上にみじん切りにしたいちごとミントを飾る。

(ワンポイント)
 砂糖の量は、いちごの甘さなどで調整をするとよいでしょう。

【監修】青江覚峰
 一九七七年、東京浅草生。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。
 カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。NHKをはじめテレビ、新聞などメディア出演も多数。

(機関紙「ともしび」令和7年3月号より)

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