御消息・基本理念
慶讃法会お待受け御消息
(令和4年7月26日)
令和5年の慶讃法会厳修にあたり、真覚御門主様から「お待受け御消息」が発布されました。
発布式の模様を動画にしております。どうぞご覧ください。
基本理念
大悲に生きる人とあう 願いに生きる人となる
2023年、本山佛光寺は、慶讃法会として宗祖親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年、聖徳太子1400回忌に併せ、第33代真覚門主伝灯奉告法要をおつとめします。
私たちの生活は、AIをはじめとするテクノロジーの発展により、想像もつかないほど便利になりました。
ところが、思い通りに動くはずのモノに囲まれながらも、口から出るのは不平に不満、愚痴ばかり。生きていることを見失い、生かされていることを忘れ、傷つけ合っていることさえも気づきません。
世の中が移り変わり、どのような境遇になろうとも、仏さまの教えに生きられた親鸞さま。そのおすがたに流れるお心を、自らの願いとして生き抜かれたのがご先祖であり、今の私に届いている南無阿弥陀仏の歴史です。
それは、思いを超えたはかり知れないいのちとの出遇いであり、苦悩の中を生きる力となるのです。
時空を超えて人から人へと伝わるともしびを、「大悲に生きる人とあう 願いに生きる人となる」と掲げ、このたびの法要をご縁に歩んでまいりましょう。